中山競馬場 ダート1800mは外枠が有利！
このページでは、中山ダート1800mの過去5年間分ものレース傾向を徹底分析し、
有利な枠や有利な脚質があるかどうか？
狙うは人気馬か穴馬か、それとも？！
また、どんなペースになりやすい傾向なのか？
などを調べた結果をまとめています。
中山競馬場 ダート1800mで行われる代表的なレースには、マーチステークス(GIII) などがあります。
- 中山ダート1800mの標準タイム
- 中山ダート1800mで有利な枠
- 中山ダート1800mのペース傾向
- 中山ダート1800mで有利な脚質
- 中山ダート1800mの人気ごと回収率
- 中山ダート1800mの前走距離
- 中山ダート1800mまとめ
メインスタンドの目の前からスタートし、直線の坂を上ります。2コーナー手前までの約600メートルもの間はずっと上り坂なので、ペースは落ち着きやすい傾向にあります。その後はゴール前までゆるやかな下りが続くコースになっています。
ゴール前には中山の急坂がスタート直後とゴール前の2回に渡って立ちふさがることになり、非常にタフなレースになることは間違いありません。
なおこの分析対象レースからは、出走馬の能力差で勝ち負けになってしまうような、2歳戦や新馬戦・未出走戦は除外しています。
中山競馬場 ダート1800mの標準タイム(クラスごと)
クラスごとに勝ち馬の標準タイム(勝ち時計)を紹介します。過去5年間に良馬場で行われたレースでの勝ちタイムの平均です。
平均タイムを知ることで、どのあたりのクラスまで通用しそうか？がある程度推測できますね。
| クラス | 平均タイム | 80%範囲※ |
|---|---|---|
| 新馬 | 1:57:9 | 1:56:2 ～ 1:59:7 |
| 未勝利 | 1:56:8 | 1:55:4 ～ 1:58:2 |
| 500万下 | 1:54:7 | 1:53:4 ～ 1:56:0 |
| 1000万下 | 1:53:9 | 1:52:6 ～ 1:55:1 |
| 1600万下 | 1:53:0 | 1:52:0 ～ 1:54:0 |
| オープン | 1:52:4 | 1:51:1 ～ 1:53:8 |
| 重賞 | 1:52:4 | 1:52:0 ～ 1:52:8 |
※統計上80%の確率でこの範囲に収まる
注釈にも書いていますが、この範囲を超えたタイムを出した馬は（馬場状態にもよりますが））かなりの実力があると見て良いでしょう。
中山競馬場 ダート1800mの枠ごとの有利不利
過去5年間における枠番ごとの成績を分析し、有利な枠や不利な枠を調べた結果です。
| 枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 39-44-60-726 | 4.5% | 9.6% | 16% |
| 2 | 55-47-50-773 | 5.9% | 11% | 16% |
| 3 | 51-59-61-781 | 5.4% | 12% | 18% |
| 4 | 52-60-57-817 | 5.3% | 11% | 17% |
| 5 | 91-79-71-764 | 9.1% | 17% | 24% |
| 6 | 64-80-61-806 | 6.3% | 14% | 20% |
| 7 | 79-66-80-803 | 7.7% | 14% | 22% |
| 8 | 87-83-79-788 | 8.4% | 16% | 24% |
もっとも勝率の高い枠は5枠で、もっとも連対率の高い枠も5枠です。勝率、連対率ともに明白な分析結果となりましたね。
このグラフを見ても明らかなように、中山ダート1800mは外枠がかなり有利な傾向にあると考えて間違いありません。思い切って内枠の人気馬は外して外枠の穴馬で勝負すれば、大穴馬券が穫れるかもしれませんね。
勝率、連対率、複勝率（3着内率）のどれをとっても1枠は最低の成績になっています。内枠だけは絶対に避けた方が良いでしょう。
中山競馬場 ダート1800mのペース傾向
過去5年間における全レースのペース傾向を分析し、ハイペース、スローペース、ミドルペースのどのパターンが最も多いのか？を調べた結果です。
| レース数 | Hペース | Mペース | Sペース |
|---|---|---|---|
| 518 | 15% | 75% | 10% |
ハイペースになることもたまにありますが、ほとんどのレースではミドルペースになるという傾向が出ました。
スタートダッシュを決めたいスタート直後と、ゴール前の最後のひと踏ん張りという大切なタイミングで通らなければならない中山の坂。その影響はペースにも現れていますね。早くも遅くもならず、中山ダート1800mは落ち着いたミドルペースになりやすい傾向にあります。
中山競馬場 ダート1800mで有利な脚質
過去5年間におけるレースにおいて、脚質ごとの傾向を勝率・連対率・回収率の観点から分析した結果です。
他サイトでよく出ているのは「レース結果としての脚質」が多いですが、ここで紹介している脚質はレースを走る前のその馬の脚質なので、予想するときの参考にしやすいと思います。
| 脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | 単勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 49-37-34-347 | 10% | 18% | 26% | 82% |
| 先行 | 257-226-223-2006 | 9.5% | 18% | 26% | 77% |
| 差し | 157-186-188-2515 | 5.2% | 11% | 17% | 55% |
| 追込 | 55-69-74-1390 | 3.5% | 7.8% | 12% | 96% |
逃げと先行が同じくらいの連対率となりましたが、もっとも連対率が高いのは、逃げ脚質でした。一方で差し馬や追い込み馬の連対率は低く、あまり成績はよくありません。
勝率が最も高かったのも逃げ脚質ですが、逃げも先行も成績はあまり変わらないので、中山ダート1800mでは先行馬を中心に狙ってみると良いでしょう。ミドルペースになりやすいダート戦ということを考えると、逃げ・先行が有利というのは納得の結果ですね。
中山競馬場 ダート1800mの人気ごとの回収率
穴馬を発見するために本当に大切なのは、「前走の人気」と「今走の人気」の両方です。いつでも人気なのか？前走は人気だったけど今回は不人気なのか？逆に、前走は不人気でも今走で人気なのか？
人気がどう変わったのかを調べることで、穴馬を発見できることも多いです。特に「前走人気→今走中穴」のパターンなど、実力はあるのに過小評価されているときこそ狙い目です。
ここでは、それぞれの人気変化のパターンごとに、勝率・連対率・単勝回収率の観点から分析しました。
| 前走→今走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 単勝回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 人気→人気 | 110-102-60-161 | 25% | 49% | 72% |
| 人気→中穴 | 43-40-43-228 | 12% | 23% | 92% |
| 人気→大穴 | 9-10-6-198 | 4.0% | 8.5% | 72% |
| 中穴→人気 | 103-66-41-175 | 27% | 44% | 81% |
| 中穴→中穴 | 49-59-70-352 | 9.2% | 20% | 72% |
| 中穴→大穴 | 23-30-44-572 | 3.4% | 7.9% | 65% |
| 大穴→人気 | 49-28-26-106 | 23% | 37% | 84% |
| 大穴→中穴 | 51-66-74-452 | 7.9% | 18% | 72% |
| 大穴→大穴 | 75-115-148-3837 | 1.8% | 4.6% | 72% |
※人気=1～2番人気、中穴=3～5番人気、大穴=6番人気以下
ここまで分かりやすい傾向になることはとても珍しいです！完全なる右肩下がり、人気通りに決着しやすいという結果となりました。前走も今走も1～2番人気の馬の連対率は約50%で、安定の人気馬と言えそうです。
単勝回収率を見てみると、どのパターンも似たような結果になっていることが分かりますね。つまり偏りはほとんどなく、大きく荒れることは少ないようです。あえて穴馬を狙うなら、前走で1～2番人気で今走で3～5番人気というちょっと人気を落とした馬が良いようです。
中山競馬場 ダート1800mの距離短縮・距離延長ごとの傾向
前走のレースで走った距離が、1800mよりも長い距離（2000m以上）だったのか？（つまり距離短縮）、それとも1800mよりも短い距離（1600m以下）だったのか？（つまり距離延長）または、前走も同距離（1800m）だったのか？
それぞれのパターンごとに、勝率・連対率・3着内率・単勝回収率の観点から分析した結果です。
当たり前ですが全体的には、前走も同距離を走っていた馬の方が良い成績を収めています。
しかしコースによっては距離短縮の方が良かったり（前走はもっと長い距離を使ってきた）、またその逆もあるので非常に興味深い分析内容になっています。
分析した結果このような傾向になっていました。
| 前走→今走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | 単勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 距離短縮 | 49-55-52-781 | 5.2% | 11% | 17% | 63% |
| 同距離 | 374-369-376-3762 | 7.7% | 15% | 23% | 74% |
| 距離延長 | 92-93-90-1632 | 4.8% | 9.7% | 14% | 74% |
ダートの中距離戦は1700m,1800m,1900mというように近い長さのレースが多くある影響で、同距離に該当するケースが多くを占めています。その影響もあり、前走も同一距離を使った馬の成績が良いという傾向が出ました。
逆に、前走1600m以下や2000m以上を使ってきた馬の成績はパッとしません。単勝回収率にも大きな差はなく、中山ダート1800mは前走も近い距離を使ってきた馬から買うのが無難ですね。
中山ダート1800mの傾向まとめ
中山ダート1800mの傾向のまとめです。
- 圧倒的に外枠有利！逆に内枠は不利
- ほぼミドルペースになる
- 逃げ・先行脚質が有利
- 人気通りの決着になりやすい
- 前走も同一距離を使ってきた馬
これらのレース傾向と、隠れた実力馬がひと目で分かる！ 能力指数サービスとを組み合わせることで、人気に惑わされずに期待値の高い（穴馬だけど勝つ可能性の高い）馬を見つけられるようになりますよ。
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